メドック格付けシャトー シャトーラスコンブ
- ohya
- 2020年4月16日
- 読了時間: 3分
格付け2級シャトー。
ブドウ畑面積 マルゴ―地区120ha / オーメドック地区10ha

最初にシャトーラスコンブの歴史を少しだけ説明します。
18世紀に当時騎士をしていたラスコンブ家がオーナーになってからシャトーの歴史が始まります。
1855年にはメドックの格付けで2級に格付けされます。
その後、多くのオーナーが変わりますが、このシャトーの質を再向上させたともいわれるのが2001年、アメリカの投資会社のコロニーキャピタルがオーナーになってからです。
コロニーキャピタルは、醸造チームを大きく変え、醸造所及びブドウ畑の土壌調査も行っていきます。この大改革のおかげで少し影が薄くなっていたラスコンブは再度光を取り戻していきます。2011年に現オーナーのMACSFという保険会社が当シャトーを買収し、更なるワインの質、知名度を向上させています。
醸造所は4階式。
1階ではぶどうの選果・ワインのアッサンブラージュ等を行います。
2階では醸造を行うタンクが並びます。シャトーで醸造用に使用しているタンクはステンレスタンクと大樽のタンク。
2階にタンクをおくことで、アルコール発酵が終わったフリーランワインを木樽に移す際、重力により自然にワインが流れるようにし、ポンプの使用を避けています。
3階から選果したぶどうをタンクの中に入れていきます。
地下には大きなセメントタンクがあります。この地下のタンクはかなりの規模になるので、木樽熟成が終わった後の味を統一させるために使用されます。
醸造工程でのラスコンブの特徴はぶどうをタンクに入れた後、ドライガスを投入し数日間の低温醸しを行うこと。
次に木樽の熟成庫へ。

なんだこのモダン?な熟成庫は?!?っと思われる方もいるかもしれませんが、実はこの青色照明はワインとは全く関係なく、単なる見た目をよくするため!ということです。
作業中はこの青照明だと作業しにくいので、本当に観光客用の照明です。
最後に試飲部屋へ行き試飲。

基本的に試飲はファーストワインのシャトーラスコンブ及びセカンドワインのシュバリエドゥラスコンブの2種類になります。
シャトーラスコンブはメドックらしいビロードのようなタンニンと木樽香が強いワイン🍷
試飲場所のすぐ横にはラスコンブグッズがずらりと並んでいますのでお土産選びもできます!
【シャトー見学に関して】
●1時間の基本シャトー見学
試飲2杯 シャトーラスコンブ及びセカンドワインのシュバリエドラスコンブ
混載シャトー見学 英語もしくはフランス語
お一人様12€
●プライベート基本シャトー見学
試飲2杯 シャトーラスコンブ及びセカンドワインのシュバリエドラスコンブ
混載シャトー見学 英語もしくはフランス語
お一人様23€
2020年から通訳が入る場合の見学はプライベート見学になりました。
その他、チョコレートとのマリアージュ試飲見学、ラスコンブの庭でピクニックランチプラン等もあります!
営業日は月曜日~土曜日になります。
https://www.chateau-lascombes.com/en/home/
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